hoicooとは

保育士や保育園との面白い出会いをつくるメディアです。保育の中のひとをもっとオープンに。根っこの部分を掘り下げ、伝えます。

地域に開かれた園づくりをする保育施設も増えてきましたが、まだまだ一般の人から目が届きにくく、利用する保護者にも日中の保育の様子、職員の言動などは、なかなか目に触れる機会がありません。

だからこそ、保育の中のことを「伝える」ことが今いちばん必要だと考えます。

保育士が保育を豊かにする感覚や経験をことばにし、保育士の働く環境を良くするための知恵をシェアするなど、保育をオープンにしていきます。最終的には、すべての人に保育士の専門性がやかりやすく伝わるメディアに育てたいと思っています。

なぜやるのか

娘を0歳4ヶ月で保育園に預けて仕事に復帰。核家族で夫は長時間労働。近くに頼れる人がおらず不安だらけの子育ての中で、保育園へ通うことによってうまれた保育士さんとのつながり。毎日保育士さんと子どもの姿を共有できる安心感。保育士さんの存在が仕事と子育ての両立の大きな支えとなりました。

しかし、毎年多くの保育士さんが辞めてしまうことに直面。子どもへの負担、築いた信頼が振り出しに戻り…と不安に感じました。同時に危機感も。

そこで見えてきたのは保育士さんの働く環境の大変さ。保育業務のほかに、大量の書類作成や雑務。親への対応。拘束時間の長い勤務体制。ギリギリの人数でシフトを回しているため休みがとれない。出産後は保育士を続けるのが難しい環境……などなど。

保育園を経験して、改めて保育士さんの存在の大切さに気づかされました。子どもの育ちにとっても、私たち働く親にとっても、社会にとっても、とても重要な仕事をされている保育士さんの働く環境を少しでも良くしたい、何かアプローチができないかなと考えたのがきっかけです。

最後に親の立場からの思いがあります。子ども自身で園を選べません。親も入園先の希望はだせるものの保育園を選ぶことができません。待機児童問題が解消していない現在、選択の余地はなく入れただけでも良しという状況。勤務先や住んでいるエリアの問題もあります。

保育園を増やすだけでなく、同時にどこの保育園でも安心して通える、子どもの姿に合わせた保育園を選択できる社会がくることを望みます。

そのために重要なのは、やはり保育士さんの働く環境です。保育の質は「人」の力が大きいと日々感じるからです。

運営団体

名称 任意団体 hoicoo(ホイクー)
代表者 柴山 和代
連絡先 shibayama@hoicoo.me

メンバー

柴山和代
学生時代にスポーツ新聞社のウェブサイト立ち上げに参画。サイトの運営・制作、編集、企画に携わる。その後、ITスポーツメディア、メーカーにてBtoBサイト、BtoCサイトの構築やプランニング、UI設計などを担当。2015年保育園を運営するNPO法人に転職。2016年保育士資格を取得。

栗山琢宏
雑誌や書籍、ウェブサイトなどの企画・編集から制作を行う。出版社に勤務後に独立。手がけたパソコンやデジタル関連のムック等は200冊あまり。AERA with Babyなどでも執筆。一児のパパ。料理が得意でパパ友やママ友に振る舞う機会多数。